オーボエ リード製作スペシャルセミナー

お久しぶりです。オーボエリペアコースのブログ更新は滞っていましたが、
実際の授業については順調に進んでおります!
現在、試験が続き学生は必死に取り組んでいます。

ところで先日、オーボエの発音体である「ダブルリードについて学ぼう!」ということで
現在日本フィルハーモニー交響楽団オーボエ奏者である 「 松岡裕雅 」 先生を特別講師にお呼びし
セミナーが開催されました。
その時の様子をお伝えいたします。

まずリードと楽器メーカーの相性について講義を聞きます。
リードを作る際、奏者がどのメーカーの楽器を使用しているかを確認し、それに合わせて「チューブ(金属のパイプ)」を選んでリードを製作するそうです。

講義を交えながら先生の実演を見せていただきます。
リード製作に必要なマンドレル、ナイフなど、様々な工具が並んでいますね。
工具によっては数万円もする高価なものもあるそうです。

今回講習のみの予定でしたが、先生がさまざまな材料を用意してくださり、
急遽、製作過程を体験できることに!!

まず 「チューブ(金属のパイプ)」 に 「 舟形ケーン (リード)」 を固定します。
チューブにどの程度舟形ケーンを差し込むか、見極めが難しかったと共に、
真鍮線を締めて舟形ケーンを固定しますが、締めすぎるとリードが割れてしまいますので十分な注意が必要です。

次に糸を巻きます。
ここでセンスが問われますね。

紐を巻き終えたらリード表面を削ります。
皆さん黙々と削っていますね。

ナイフにも様々な種類があり、下写真の先生はカッターナイフで削っています。
先生は何気なく削っていらっしゃいますが、このタイプのナイフは刃が厚みが薄い為に刃先がブレてしまい初心者には難しいそうです。

こちらは機械を使ってリードを削る様子です。

左:機械で削ったもの
右:参加者が手で削ったもの
違いは明確ですね。(糸巻きは2本とも先生が巻いてくださったものです)

下写真は恥ずかしながら実際私が初めて作ったリードです。
 ・舟形ケーンをチューブに固定する際に真鍮線を締めすぎた為、ケーンに亀裂が入ってしまいました。
 ・糸巻きについては上写真と比べて一目瞭然。美しくありませんね・・・。
 ・舟形ケーンの下削りが甘かったことで、チューブとケーンの間に段差が大きく見えています。
 ・表皮のカットについては時間内に終えることができず、荒い状態となっています。 等など・・・。
課題がたくさん残りました。

今回のセミナーでは、
オーボエのリードはとても繊細な作業行程を経て完成するということ、リードの削り方によって音色に明確な差が出ることなど、実際に体感することができ貴重な時間となりました。

今回のセミナーで学んだことを活かしながら、オーボエリペアコースの学生は今後も修理技術を学んでいきましょう!

オーボエリペアコースは授業見学を随時受付けております。
こちらのコースにご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
ご来校をお待ちしております。

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