ドラムをハンドメイドする。 -序章-

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ドラム・パーカッション総合科の個人練習ブースには、稀少なドラムが揃っています。
そのうちの一つ、【middlecentre】HINOKI Jazz Kit について、その製作過程を特別大公開!

まずは本題に入る前に、作家の紹介より。
日本の森や木々が生んだ異端のハンドメイドドラムメーカー、株式会社middlecentre 代表 森下正喜氏。
栃木県佐野市にて、楽器製造・販売と音楽制作・出版を行っています。
楽器製造においては、国産材のブロック構造(Block stave)やくり抜きのドラムとそのパーツ・アクセサリーを開発・製造しています。

ドラム・パーカッション総合科の開設2年目にあたる今年、個人ブースの増設にともない備品を導入する必要がありました。
どのようなドラムセットを導入しようかと悩んでいたとき、有名メーカーのドラムがひととおり揃っている中で、ひとつくらい風変わりなドラムがあってもいいのではないかと思い、森下氏に相談しました。
森下氏の作るドラムセットはフルオーダーなのですが、それは文字どおり全てにおいて細かな仕様を指定することができます。
バスドラムを例にとってみると・・・
●シェル
シェル材
サイズ(口径×深さ)
シェル厚
パネル数
補強材
補強材取付位置
●ラグ
ラグタイプ
ラグサイズ
ラグ素材
シャフト素材
ストッパー素材
パイプ素材
●テンション
テンション数
テンションボルト規格
テンションボルト素材
●フロントフープ
構造
素材
●打面側フープ
構造
素材
●スタンド
素材(木)
基礎素材(金属)
●ヘッド
フロント
打面側

これら全てにおいて細かく細かく指定していくことができます。
ボルトひとつとっても、長さや太さや頭の形まで、全てリアルなフルオーダーです。

さて、私の発注したドラムは、どのように製作されていくのでしょうか。
木を切るところから始まり、島村楽器テクニカルアカデミーへ納品されるまでを、森下氏の協力を得てレポートいたします。
お楽しみに!

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