ドラムをハンドメイドする。 -第7章-

本日はフープだけでなくシェルの塗装・装飾に関わる工程に進みました。

フープに着色し、乾燥したもの。
水墨画用の非常に青が強い墨によるものなので、グレーっぽい水色になっています。
今回は工程が通常と異なるので、この段階で外周をマスキングします。
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外周に巻く(貼る)和紙を裁断します。
「雲竜入り和紙」といわれる種類のもので、「雲竜」は束のこうぞのことです。
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裁断後の「雲竜入り和紙」です。
今回はこの和紙を、フープ本体と同じ墨で着色します。
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着色&乾燥後の「雲竜入り和紙」です。
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合成漆クリア(ウレタン系塗料)で一度塗りしたトップフープです。
着色しただけの段階より遥かに色が暗くなります。
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こちらも一度塗りしたボトムフープです。
オールヒノキなので、全体的に墨の青みが素直に残ります。
たとえば樫だと茶褐色になってしまいます。
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外周に和紙を貼るために使用するのは、日本画用の固形鹿膠(しかにかわ)です(※現在一般的な鹿膠は本物の鹿膠ではないそうですが)。
水に浸した状態で1~2日置いて、ゼラチン状になったら湯煎します。
沸騰させてしまうと接着力が失われてしまうので、60℃程度で溶かします。
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外周に、先ほど着色した和紙を膠で貼った直後の写真です。
「濡れ色」の状態なのでかなり黒っぽいのですが、乾くと本来の明るい色におおむね戻ります。
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和紙が乾燥した状態です。
環境(光)が異なるのでわかりづらいかもしれませんが、色が明るくなった事はおわかりでしょうか。
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天然素材の紙や布は、濡れると伸びて乾くと縮みます。
ウッドフープの外周に巻いた和紙も、乾くとこのように縮んで内側に入ってきます。
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本日の段階で、11・13・15タム用のフープ制作工程の95%が完了しました!
あとは、シリアルを刻印して、1日1回の塗装を4~5日続けるのみです。
ちなみに夏でしたら1日2回塗れるのですが・・・。