ドラムをハンドメイドする。 -特別章-

この章では、製作工程をひと休みし、山の写真をご覧いただきましょう。
撮影した場所はほぼ森下家の山です。

典型的な里山のヒノキ林です。
下に転がっているのは間伐されたヒノキの丸太で、直径20cmクラスのものもあります。
これでも間伐された丸太は少ない方です。
「もったいない!」と思うのは私も同様ですが、運び出す手間を考えると放っておいて腐らせるしかないのが里山の現状です。
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ここもヒノキ林です。
ヒノキは湿った土壌を嫌うので、このような水はけの良い傾斜地や尾根に植林されています。
ここは35°程度の斜面で、このあたりのヒノキ林としては平均程度です。
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ここは杉林です。
上から下に向けて撮っているのでわかりづらいかもしれませんが、先に見えるのが平地で、昭和前半までは麻&そば畑でした。
杉はこのように平地で湿っている土壌を好むので、ヒノキは植林しません。
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杉とヒノキが混在している林です。
傾斜が30°程度なので、ヒノキにとっては水分が少し多く、杉だと若干水分が足りない・・・かもしれません。
どちらにとっても微妙な斜面なのですが、意外とこういう所に100年オーバーの巨木が残っていたりします。
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およそ樹齢110年のヒノキ林です。
下が岩盤で傾斜は50°あり、滑落して大怪我で済むのならラッキーです!
岩盤と急傾斜なので土(養分)が少なく、通常の半分以下の太さしかありません。
最も細い木となると1/3以下です。
そのため木目が詰まって硬い木になっています。
以前は樹齢に関わらず細い木は見向きもされなかったようですが、最近は見直され、高級材として高値がつくようです。
樹齢の見分け方ですが、ヒノキの高樹齢木は樹皮が白っぽくなり、杉はシワが深くなります。
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2年前の大雪被害後は山に入っていなかったので、荒れ果てた山にショックを受けました。
以前なら110年ヒノキ林まで10~15分あれば着いたのに、倒木が道を塞いでいたり、イノシシの泥浴び場所がぬかるんでいて歩けなかったりで、1時間近くかかりました。
この冬中には、時間を作ってチェンソーやナタを持って山道を整備し直そうと思っています。

また同時に、鹿やイノシシによって根元付近の樹皮を剥がされた杉・ヒノキも山道沿いだけでも30本以上あり、それらの木はいずれ枯れてしまいます。
枯れて自然に倒れるより人の手で倒した方が整理できるので、整備ついでに倒してしまうかもしれません。

なお、上の写真の山林一帯でも、森下家の所有する15%程度しかありません。
全体を整備するとなると目眩がします・・・。
とはいえ暖かくなったらもう山には入れません。
毒蛇(マムシ)や蜂(スズメバチ・アシナガバチ・ドバチ等)が活発なのに加えて、昨年から山ヒルが大量発生しているためです。