■ギター製作の強い見方たち

こんにちは。

いよいよ関東も梅雨入りして、ジメジメとした日々が始まりました。
1年生の6月は「リペア月間」ということで、製作は小休止して目下基本リペア実習に悪戦苦闘中です。
製作と違い修理は、「元に戻す」という“答え”が明確な作業ですので、作業難易度はオリジナルの製作以上に上がります。
そんなリペアへの挑戦の日々は、近日公開予定です。
更に1年生は実習だけでなく電気の講義も始まり、学生達はやること、覚えることが増えて充実した日々(?)を過ごしています。

コチラの写真は放課後、宿題の「配線」についての問題を解いている1年生です。まだ、最初ですので今回の課題は簡単な「2PU、2Vo、1Toggle SW、1Jack」です。
皆さんは解りますか?

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さて、今回のこのブログは、ギター製作や修理をしていく中で強い味方となる「大型・中型機械」や「電動工具」を紹介しましょう。

最初に紹介するのは、木材を「切断」する機械たち。
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上が「バンドソウ」、下が「電動糸鋸(ミシン鋸)」です。
2つとも材料を切断する機械ですが、バンドソウは200Vのパワーでボディやネックなどの比較的大きめの部材をを切り出したりするのに使用し、ミシン鋸はインレイ材やピックガードなどの細かいものを切り出したりするのに使用します。

もう一つの切断する機械は・・・
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これは「ジグソー」といいます。手持ちで扱う電動工具で、他の機械にはないメリットとして、切断する対象の大きさに制限がない(電源コードが続く限り)ということが挙げられます。アコースティックギター製作の外枠を作るときなどに使用します。

切断系の機械は、どこまで仕上がりのラインに近いところで切れるかが、後の作業に掛かるスタミナを左右します。
仕上がりラインを超えてしまえば当然アウトですが、怖気づいて残しすぎても後の作業で苦労することになります。大胆かつ美しく切ることが肝要なのです。

続いては「研削」する機械たち。
まずは「エコノミーサンダー」。
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こちらもバンドソウと同じく200V仕様のパワフル機械。ボディの外周を仕上げたり、接着面を出したりクラフト・リペアに大活躍の機械です。たまにバイオリンクラフト&リペア科の先生もこっそり借りにきたりします。

続いて「スピンドルサンダー」。
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エコノミーサンダーでも曲線は削れますが、より細かい所を削れるのがスピンドルサンダーです。円柱のサイズがいくつかあり、曲線に応じて使い分けます。痒いところに手が届く“孫の手”的な存在です。材料の内側を削れるのも大きな魅力です。

続いては「ディスクサンダー」。
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ディスク状のサンドペーパーが縦方向に回るディスクサンダー・・・。横方向に回るエコノミーサンダーと違い、ヤスリの目に引っ掛かる心配が少ないので、木材の木口面の削りやナットなどの小さい部材の加工に便利な電動工具です。

最後は「ドラムサンダー」。
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ドラムサンダーは、内部のドラム型のサンドペーパーが回転して部材の厚みを仕上げるのに使用します。
厚みを仕上げる機械には「プレーナー(自動かんな)」も併用しますが、刃を使用するプレーナーに比べ、やすりを使用するドラムサンダーですと木目に刃が引っかかる心配がないというメリットがあります。特に杢の出たメイプルなどの刃に引っ掛かりやすい木材にはうってつけの電動工具です。

というわけで今回はここまで。
今後もこちらのブログで学生の様子をお伝えすると共に、我が愛しの「機械」や「道具」たちも時々紹介していきます。
お楽しみに!!