ネック製作編 その①

皆さんこんにちは!

「キミにも出来る!初めてのベース製作日誌」
今回からいよいよ製作作業に入ります!

■板材から作る完全オリジナル
本科はもちろんですが、日曜に開講しているオープンスクールのギター製作コースでも板材から削り、製作を進めます。

元々のネック材はこちら。第2回「製作に入るその前に・・・篇」で決めたメイプル材。
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メイプルはカエデ属の樹木でギターやベース製作では一般的な木材です。一般的にはメイプルは非常に硬い木材なので狂いも少なく、クリアーでタイトなサウンドになると言われています。ネック材ではマホガニーとの検討となりましたが、厚みのあるウォーミーな音が期待出来るマホガニーよりも、中高音域の抜けが期待できるメイプルの方が自分のスタイルに合っているということで、メイプル材の使用となりました。

■いよいよ木工に入ります!
まずは自動鉋である程度削り、木材の厚みを整えます。
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削った後がこちら。あまり見た目ではわかりませんね。
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さて、ここでネック材を横から見てみましょう。
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写真の通り、木の年輪が見えます。カットした木材は年輪がまっすぐになるように反っていきます。つまり、下の画像の矢印の方向に向かって反っていきます。
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なので、年輪の中心側に指板を接着すると指板の端から剥がれていくように反っていってしまうので、年輪の外側、画像でいうと下側に指板と接着するように作業を進めます。

■ネック材へ罫書き
続いて細かい作業を進めるために木材に罫書きを行なっていきます。製図編で作成した図面を印刷し、以下のような道具を用いて進めます。
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罫書きで特に難しかったのがヘッドの部分です。皆さんご存知のようにヘッド部分は直線や曲線が入り交じっています。そこで登場するのが「自在曲線定規」と呼ばれる定規です。
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実寸に印刷したヘッドの下にカーボン紙を重ね、丁寧に描いていきます。

外周を描いたあとはペグ穴を開ける位置を描いていきます。
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そして書き終えたのがこちら!
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■ヘッドにペグ穴を開ける
次に実際にペグ穴を開けるのですが、開ける前に一手間。
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絶対にズレてはいけないので、ボール盤の刃が入りやすいようにキリを打ち込みます。木工の基礎的な技術ですが、やはりこういった手順が質の高い楽器製作を実現するのです。

ではいざ、穴を開けます。
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刃が確実に中心に入るように念入りに位置を確認します。前から、横からとしっかり確認しますが、これがなかなか難しいのです。
位置が決まったらあとは心を決めてドリルを下ろします。

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たまに刃をあげて木屑を払い、しっかり貫通するまで開けていきます。

このような感じで無事全て開け終わりました。
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今回はここまでです。
いかがでしょうか?まだ板状ですが、少しは楽器の雰囲気が出てきた気がします。

次回もお楽しみに!

*** 次回「ネック製作編 その②」〜