株式会社日本ヴァイオリン 勤務

中村 弥生(2012年度卒)

私がこの仕事を知り、興味を持ったのは大学で建築と家具作りを学びながら学内オーケストラでヴァイオリンを弾いていた大学生時代でした。子供の頃からヴァイオリンは習っていたものの、初めて自分の手で楽器をメンテナンスに出して職人さんの作業を目の当たりにした時は、すぐにその世界に引き込まれ、憧れを持つようになりました。
代官山音楽院への入学の決め手となったのは、現役の職人として活躍されている先生方に学べることと、道具や設備などが整っており、しっかり学べる環境があると感じたからです。先生方はとても優しく親切ですが、決して妥協を許さない職人としての厳しさも持ち合わせていらっしゃいました。また、現場の生きた情報を直接教えていただけたこと、インターン制度で実際に現場を経験できたことで、学校という狭い空間の中でも視野を広く持ち、将来を考えることができました。
現在は国内外からプロの演奏家や名器、名弓が集まる職場で、とても刺激的な環境の中やりがいを感じながら仕事をしています。日々勉強の毎日ですが、代官山音楽院で学んだ2年間は、現場での応用力や経験を積み重ねる上で、確かな基盤となっていると感じています。今後は更に経験を積み、誰からも慕われる技術者に成長し、将来は地元の長野県に自分の工房を構えることが目標です。