クラリネット割れ修正

2年生はクラリネットの管体の割れ修正に入りました。

大切な楽器が割れてしまった!!!という経験を過去にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クラリネットだけではなくオーボエやピッコロ等の木製管楽器、更にバイオリンやギターなど、木製の楽器はある原因によって割れてしまうことがあります。
その原因は「湿度」です。

特に管楽器は奏者が管体内に息を吹き込みますが、その息には水分が多く含まれています。
その息は気温よりも高いため、管体内で急激に冷やされ水分となります。
水分は管体の内側に吸収され膨張しますが管体の外側はそのままなので、外側は内側からの圧力に耐え切れず、結果・・・


この様に割れてしまいます。

この割れを直す実習を2年生は学びます!


まずは割れている部分の周りをテープで養生します。


そして割れている部分に瞬間接着剤を流し、
接着剤が乾いたら、管体から盛り上がっている余分な接着剤を削り落とします。


これでほぼ完成!
もちろんこの後に仕上げを行い修正した部分を目立たない様に処理します(それは秘密)

これはあくまで修正方法の一つ。
他にも技術者によっては違う方法で修正していたりもします。

因みに、割れを100%防ぐ方法はありません。
但し割れる確率を減らすことは出来ます。

まず、最初に記した通り息と外気温の温度差が関わってくるので、特に夏場に冷房の効いた部屋で練習する場合は、若干温度を高めに設定し温度差を小さくしましょう。
また、スワブはこまめに使用しましょう。練習が終わったら通すのではなく、30分ごとに通してあげて管体内の水分を除去してあげることが必要です。

この様に割れる原因と予防策を理解した上で技術を修得することはとても大切なことなのです!