素材が決め手!?木管楽器タンポ特別講義

管楽器リペア科にて、木管楽器タンポの特別講義が行われましたので、その様子をお伝えします。

今回、フランスよりタンポメーカーの「Chedeville Lelandais」社(以下、シェドゥヴィル社)の社長(ミシェルさん)と、そちらのパーツを日本国内に卸してくださっている大阪の「株式会社 World frontier」様(以下、ワールドフロンティア)にご来校いただき、 シェドゥヴィル社で扱うタンポについて、特別講義が行われました。
(写真左より、ワールドフロンティア大塚さん、通訳ミチナさん、シェドゥヴィル社ミシェルさん)
Chedeville Lelandais社は日本語で「シェドゥヴィル ルランデ」と発音されるそうですが、名称が長い為、ワールドフロンティアでは、「CH(シーエイチ)タンポ」として国内に流通していただいております。また、シェドゥヴィル社ではサックス・フルート・クラリネットのタンポを手作業で製造しています。
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まず、Chedeville Lelandais社の歴史をご紹介いただき、
次に、タンポの製造工程をスライドショーでご説明いただきました。
真ん中に皮の写真がありますが、社長自らが、皮のシミ等が無い良質な部分を選んで皮ポンチで打ち抜いているとのことでした。タンポ製造へのこだわりが伺えます。
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実際に使用している素材も手に取って見させていただきました!
・タンポ台紙:防水加工されているそうです。
・フェルト:織りフェルトと圧縮フェルト、更に、圧縮フェルトにはソフトとハードの2種類がありました。
・タンポ皮(サックス用):仔ヤギの皮で、クリスチャン・ディオールの手袋と同じ素材を使用しているそうです。こちらも防水加工されているとのことでした。
・ブラダー(フルート・クラリネット用):材質は牛の腸膜です。シャネルの香水の瓶の蓋にも使用されているものと同じ素材だそうです。
※今回はスペースの都合上、専門用語を多用しています。詳しく知りたい方は、是非学校に遊びにいらしていただき、講師に質問してみてくださいね!
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シェドゥヴィル社のミシェルさんは、お客様に良いものを提供したいという気持ちで良い素材を使用し、また、技術者にとっては調整のし易いタンポ作りを目指して、製造工程に工夫を凝らしていらっしゃいました。
最後は、完成品のタンポも見させていただきました。バーゲンセールのように、学生がパーツに集まって手に取って見てました。また、社長に質問している学生もいました。(もちろん通訳さん通じてですが。笑)
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その他、ここには書ききれない程の社長のこだわりを教えていただき、学生にとっては非常に勉強になった思います。
また特別講義があった際はこちらのブログ等でご紹介させていただきます。乞うご期待!!