南ドイツ・北イタリア研修旅行⑥ミッテンヴァルト(州立学校編)

今回はミッテンヴァルト訪問の大きな目的の1つであった州立学校の見学についてレポートします。

今回の旅行、普通の観光旅行では行けないところを訪問することが目的の1つです。ミッテンヴァルトの歴史に深く根差した州立の弦楽器製作学校の見学はまさにそうしたものでした。

学校の見学は昨日に引き続き、卒業生の手戸さんに案内をお願いしました。
手戸さん自身、職人になる前の見習い期間には、こちらの学校でスクーリングをしていたので、懐かしい訪問でもあったようです。

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到着すると新任の先生が見学担当としてついてくださり、早速見学を開始ししました。
学校内の見学はあまりに説明すべきことが多すぎるので、できるかぎり写真を中心に掲載したいと思います。
特筆すべきこととはしては、今回特別に100年以上の歴史をもつ木材庫を見せていただいたことです。

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ラボ(教室工房)の様子
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ミッテンヴァルト伝統の獅子頭(希望すれば作れるそうです)
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塗装室
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3D・CADからNCルーターが直結した設計・試作室
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Frederik Habel校長を囲んで
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200年分の木材が貯蔵される木材庫。3階建ての歴史を感じる倉庫でした。
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音響調査に用いられる無響室
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図書室
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写真を見てもわかりますが、ミッテンヴァルトの州立楽器製作職業専門学校は長い伝統をもちながら、最新鋭の設備や資料を少しずつ導入し、環境改善を図っています。特に現在の校長先生であるFrederik Habel校長が10年前に着任されてからそうした改善が進められてきたようです。講師も15年近く前に学校を訪問していますが、その頃はなかった校舎や設備がたくさん増えていて大変驚かされました。
唯一残念なのは留学制度が非常に厳しく、かつ外国人枠が決められていて、なかなかドイツで学べる日本人が増えないことです。しかし、将来にはまたそうした状況も変わる日が来るかもしれません。

写真以外にも撥弦楽器や木管楽器、金管楽器の教室も見学させていただき、大変刺激を受けました。
忙しい中、案内を務めてくださった先生方や、通訳を引き受けて手戸さん、暖かく迎え入れてくれた修理学校の学生の皆さんにはこの場を借りてお礼を伝えたいと思います。