第14回アントニオ・ストラディバリ国際弦楽器製作コンクール表彰式

研修初日にミラノ校での研修を終えて、クレモナに到着した日の夜には、第14回アントニオ・ストラディバリ国際弦楽器製作コンクール(XIV Concorso Triennale Internazionale di Liuteria Antonio Stradivari) 、通称トリエンナーレの受賞式へ参加者全員で出席をしました。

初めてのイタリア、とつぜんの表彰式ということでとまどった参加者もいたかもしれませんが、現地の日程にあわせていかなくてはいけないことも旅のおもしろさの1つではないかと思います。

コンクールは、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4部門に分かれて行われます。
今回の参加者は公式発表では334名、世界31カ国からの参加者があり、出品された楽器の総数は445台にも及んだようです。

受賞が発表される会場は、クレモナ市の劇場として知られるテアトロ・ポンキエリ(Teatro Amilcare Ponchielli)。
開催時刻の前から次々と様々な国籍の弦楽器製作者が劇場に集まってきました。そして、20:30よりコンクールならではの熱気の中、表彰式が行われました。

(劇場のボックス席に入った研修参加者と講師)
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結果はなんと、バイオリンとチェロとコントラバスが1位なしという過去になく厳しい評価でした。因みにビオラの1位はフランス人製作家 によって獲得されました。

また1位のなかった大型楽器のコントラバスですが、2位と3位獲得した製作家は女性の方々でした。
近年は特に非常に優秀な女性の弦楽器製作者が増えていますので、演奏の世界同様に今後はさらに多くの製作者が現れるかもしれませんね。

コンクール表彰式は受賞者の発表に引き続き、受賞楽器を使ってのコンサートが行われ、旅の疲れを夢見に誘いました。

日本人で今回、唯一受賞したのはチェロのファイナリストとなったのは永石勇人さんですが、翌日の研修旅行参加者との夕食会に参加してくださいました。
夕食会の様子はまた別にお知らせします!

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2015年コンクールの受賞者一覧

Violin

  1. 該当者なし
  2. Viateur Roy – カナダ
  3. Davide Sora – イタリア

Viola

  1. Charles Coquet – フランス
  2. Borja Bernabeu – スペイン
  3. Krzysztof Krupa – ポーランド

Cello

  1. 該当者なし
  2. Viateur Roy – カナダ
  3. Sungdeok Seo – 韓国

Double bass

  1. 該当者なし
  2. Marianne Lenzini – イタリア
  3. Patrick Charton – フランス

ファイナリスト

Violin

Marcin Krupa – ポーランド
David Léonard Wiedmer – スイス
Gonzalo Bayolo – スペイン
Jeff Phillips – アメリカ合衆国
Ji Hwan Park – 韓国

Viola

Dong-Pil Im – 韓国
Philippe Mahu – フランス

Cello

Marcin Krupa – ポーランド
Hayato Nagaishi (永石勇人)– 日本
Dong-Pil Im – 韓国
Alessandro Peiretti – イタリア

Double bass

Edgar Russ – オーストリア