Carlson & Neumann 工房訪問

3日目、午前中の自由時間を満喫した後はカールソン氏とノイマン氏が共同で経営している工房を訪ねました。

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両氏の工房は、製作はもちろんですが、クレモナでは珍しい修復や鑑定を専門にしています。

修理・修復を専門にしている工房はクレモナでは珍しい、と言うと驚かれることも多いのですが、実際、クレモナは弦楽器「製作」のメッカであり、修理はそもそも受け付けていないという職人も多いのです。

両氏は、クレモナの数少ない修復家の中でも特に、ストラディバリを始めとする銘器の修復、保存などの技術に特化しています。今回の訪問ではノイマン氏より、大変貴重なお話を伺うことができました。

まずは、San Domenico教会(現ローマ広場)の絵を前に、クレモナの歴史についてお話を頂きました。
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製作史の授業で扱う内容ですが、実際にローマ広場を見た後に、当時San Domenico教会がどの様に建っていたのか、ストラディバリの工房はどの辺に位置していたのかなど、五感で感じる情報は全てが新しく、良い刺激になるものです。

そしていよいよ工房へ・・・。

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なんでも質問していいよ!と気さくに声をかけていただき、最初は堅かった学生も徐々に質問を始めます。

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こちらの工房では、修復だけでなく製作も行っています。
何よりも魅力的なのは、実際に修復で預かっている古い銘器を直接採寸し、製作に活かせることでしょう。製作家にとっては非常に望ましい環境であることは間違いありません。

ここには書ききれませんが、ニスや、セットアップ、日々使っている道具についてなど、細かいところまで解説を頂いているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。

充実した説明と見学時間を作ってくださったCarlson & Neumann 工房の皆さまに心より感謝を申し上げます。